ヴィランズ~悪役たちの物語~

著者

初瀬明生

内容紹介

異色のファンタジー型ミステリーはいかが?
ニーアという金髪少女の小説家がいた。彼女には特別な能力がある。

自分の頭の中で物語の世界を用意し、そこの主要なキャラクターたちに自我を持たせる能力だ。

自我を持ったキャラクターは声、そして姿を変えて役を演じ、彼女の脚本に突っ込みを入れたり、矛盾を指摘したりする。

さながら監督と校正兼俳優のような関係だ。そしてそのキャラクターたちは、なんとそのままニーアの頭の中に用意された世界で生き続けるのだ。

今回の物語は、その悪役たちの住む世界から始まる。

物語を彩る悪役の住む街、ヴィランズタウン。彼らは物語の悪役を担うため、日々奔走していた。その中でも特に悪役の象徴、立場が比較的上な悪役が六人いた。

魔女、吸血鬼、悪魔、ゾンビ、ドラゴン、そして大御所である〈表紙絵カチンコの左上順〉。

彼らの日常生活、そして仕事の内容はどのようなものだろうか。
(煌世の刻~悪役たちの物語)
ある日のこと、彼ら六人はニーアに大事な話があるからと呼び出される。なんとこの六人全員を素のままで登場させる物語を作りたいと提案された。その無茶ぶりに消極的だった彼らだったが、それをやり遂げた後の報酬に目を光らせ、その「贖罪の雨」という物語を進め謎を解いていく。

降り止まない雨、禁断の魔法、魔物と化した犬、そして包帯を巻いた生存者。

彼ら六人という異色の集団が織りなす物語は、意外な結末を迎える……。
(贖罪の雨)

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